戦争で亡くなった方のことを知りたい。祖父は無事に生き延び私たちまで命をつなげてくれたけど、祖父の弟は18歳で戦死しました。
以前身内からぼんやり聞いた記憶があったけど、そこまで気にはしていませんでした。
2020年、世界がまったく違う景色へと変わっていくことを目の当たりにし、時代が見えない魔物に支配され、自分の人生までも支配される恐怖、自分の価値観思想をなきものにされる恐怖、そのような壮絶な経験をし、幼い年齢で死去した大叔父のことを思い出しました。
大叔父の兄、私の祖父の兵籍簿は都道府県に問い合わせをしたところ、残念ながら残ってはいませんでした。
兵籍簿・軍歴証明書を取り寄せるには三親等以内の親族じゃないダメなところが多いです。大叔父となると私は四親等になるため、どうしたらいいかなと悩んでいたところ、戦死した人であれば靖国神社に合祀されていることがあり、何親等とか関係なく問い合わせすることができます。
以外にも戦争で亡くなった方のことを調べる方法があります。靖国神社では祭神調査といって合祀されている場合、その方がどの部隊所属でいつ亡くなられたかが分かります。
見事な秋晴れの中、靖国神社へ。いちょうが本当にきれいで、いちょうの黄色と透き通った空の青のコントラストが最高でした。
靖国神社内の、参集殿で戦没者の情報を教えてもらえます。
参集殿の中に入ると、参拝ですか?と聞かれました。
戦没者の情報を知りたくて来ましたと伝えたところ、
祭神調査ですか?おっしゃれたので、
はい。そうです。と言うと、
中へお入りください。どうぞ。と中へ案内されます。
こちらの祭神調査申込書に記入をお願いします。と申込み用紙をくださいました。
戦没者の名前、その方の本籍、調査目的は必ず記入してください。とのこと。
目的は、「調査のため」「確認のため」でも大丈夫です。
あとはわかるところだけ記入して、担当の神主さんに渡します。
10分ほどで戦没者調査の回答をもってきてくださいました。
これ以上の情報は、厚生労働省に問い合わせてくださいと言われました。
昭和19年9月12日に詫間海軍飛行隊で公務死。合祀されたのが昭和35年10月17日であることが分かりました。
靖国神社に合祀されるまで16年もかかってるんですね。
兵籍簿・軍歴証明書は謄本や身分証明書、申請書を郵送しないといけないので、それなりの準備が必要です。
関東にお住まいの方で身内に戦死した方がいらっしゃって、その方について知りたい場合、靖国神社に行かれるのはいかがでしょうか?
先祖供養のため大叔父のことをもう少し詳しく調べてみたいので、厚生労働省を問い合わせたいと思います。
海軍履歴書の取得について
所属部隊を調査する方法として「陸軍兵籍(海軍履歴書)」の取得(軍歴照会)という手段があります。
「これら記録」には下記のように入隊の時期から除隊(死歿を含む)された時まで軍隊に所属していた経歴(軍歴)が記録されています。
終戦により破棄・消失を免れた兵籍、履歴書等は、陸軍については各都道府県庁に、海軍・軍属については厚生労働省に保管され、恩給や遺族援護の参考にされています。
海軍の場合は、厚生労働省の社会援護局業務課調査資料室(〒100-0013 千代田区霞ヶ関1-2-2 TEL03-3595-2466)が担当の部署です。
また、閲覧は基本的には遺族の方に限定されますので、該当者との関係が証明できる公文書類、例として戸籍謄本等が必要となります。予め電話等でご確認の上、取得手続きをして下さい。
海軍の兵籍は、徴兵、志願兵ともに入団した海兵団のある各鎮守府で作られ、各鎮守府毎の兵籍番号が付けられます。例えば海軍の兵籍は、徴兵、志願兵ともに入団した海兵団のある各鎮守府で作られ、各鎮守府毎の兵籍番号が付けられます。例えば横須賀鎮守府の横須賀海兵団に徴兵で入団した水兵は、「横微水一二三四五」などとなります。この兵籍番号はやがて昇進して下士官、准士官、特務士官となっても変わりません。士官には兵籍番号に当たる「電報符」という番号が与えられます。
調査票と一緒に海軍履歴書の取得についてという書類をいただきました。
海軍履歴書の取得について
所属部隊を調査する方法として「陸軍兵籍(海軍履歴書)」の取得(軍歴照会)という手段があります。
「これら記録」には下記のように入隊の時期から除隊(死歿を含む)された時まで軍隊に所属していた経歴(軍歴)が記録されています。
終戦により破棄・消失を免れた兵籍、履歴書等は、陸軍については各都道府県庁に、海軍・軍属については厚生労働省に保管され、恩給や遺族援護の参考にされています。
海軍の場合は、厚生労働省の社会援護局業務課調査資料室(〒100-0013 千代田区霞ヶ関1-2-2 TEL03-3595-2466)が担当の部署です。
また、閲覧は基本的には遺族の方に限定されますので、該当者との関係が証明できる公文書類、例として戸籍謄本等が必要となります。予め電話等でご確認の上、取得手続きをして下さい。
海軍の兵籍は、徴兵、志願兵ともに入団した海兵団のある各鎮守府で作られ、各鎮守府毎の兵籍番号が付けられます。例えば海軍の兵籍は、徴兵、志願兵ともに入団した海兵団のある各鎮守府で作られ、各鎮守府毎の兵籍番号が付けられます。例えば横須賀鎮守府の横須賀海兵団に徴兵で入団した水兵は、「横微水一二三四五」などとなります。この兵籍番号はやがて昇進して下士官、准士官、特務士官となっても変わりません。士官には兵籍番号に当たる「電報符」という番号が与えられます。